和歌山城と南方熊楠生誕の地をたずねてみた
2018年の旅。
1月、仕事で和歌山地方裁判所に行きました。
予定の時刻まで時間があったので、地裁の近くにある和歌山城公園を歩きました。
和歌山城は徳川御三家の一つ、紀州徳川家の居城で暴れん坊将軍こと8代将軍吉宗を生んだ居城です。
かつての城下町には地裁のほか、市役所や県警本部、県立近代美術館などが集まっており、現代においても紀州の中心地なのですね。
将軍吉宗より時代は下り、幕末の頃。紀州和歌山はもう一人の偉人を生み出します。南方熊楠(みなかたくまぐす)は世界的な博物学者・民俗学者です。
慶応3年(1867年=大政奉還の年ですな)、この地に生まれ、幼少の頃を過ごしました。独学で生物学、特に粘菌類などの研究をきわめ、宗教学、民俗学、風俗学、環境保護にも多大な貢献をした知の巨人です。
同じ紀州白浜に南方熊楠資料館があり、数年前に旅行した時は白浜駅でレンタカーを借りると真っ先に訪れました。